「バハールの涙」
シネマサンシャイン大街道で鑑賞
「パターソン」のゴルシフテ・ファラハニが、捕虜となった息子の救出のためISと戦うこととなったクルド人女性を演じるドラマ。「青い欲動」のエバ・ウッソン監督が、自らクルド人自治区に入り、女性戦闘員たちの取材にあたって描いた。弁護士のババールは夫と息子と幸せな生活を送っていたが、ある日クルド人自治区の町でISの襲撃を受ける。襲撃により、男性は皆殺しとなり、バハールの息子は人質としてISの手に渡ってしまう。その悲劇から数カ月後、バハールはクルド人女性武装部隊「太陽の女たち」のリーダーとして戦いの最前線にいた。そんなバハールの姿を、同じく小さな娘と離れ、戦地で取材を続ける片眼の戦場記者マチルドの目を通して映し出していく。2018年・第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作品。映画.comより
出張先で予告観て、気になってた1本。
これはなかなか胸に刺さる内容でした。
クルド人女性武装部隊のバハールの戦場での姿を描いてるんですが
途中、途中に彼女の過去が思い出すかのように映し出され
何が起こったか
何をされたか
そして、なぜ武装部隊に入ったのかが徐々に分かっていくという構成になってます。
最後、全部分かった時には
胸が痛いというか
「皆殺しにしてやれ!!」
って思いになります。
まさに「母は強し」
その一言に尽きる映画です。
取材をする片眼の戦場記者を通して戦場の様子が映し出されるのでリアルで緊張感も緊迫感も伝わって来ます。
実話ではないけど
実話ベースで描いた本作。
こんな酷いことが行われている国、地域があるのも事実。
そう考えるとホントに考えさせられる映画です。
地球のどこかにこのような現状の国がまだあるっていうのも知る上でも観る価値のある映画だと思います。
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